仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

!おしらせ!
2022年12月20日に国土交通省から「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」が公開され、2023年」4月より、置き去り防止装置の装着義務化が施行になります。


当社では園児の命に関わる装置の取付義務化が施行され、当社では3重の警戒態勢が取れる置き去り防止装置の取付準備を行っております。


これ以上、痛ましい事故が起きませんように。
また、保育士さんも人間です。ヒューマンエラーが起きないとも限りません。
少しでも社会の問題解決に役立てればうれしく思います。

装置の概要、価格、施工日等はお問合せください。





運転席キャビンが保護されました。

後ろの荷室で荷崩れや急ブレーキに際の荷物移動での車内事故が防げます。
特装物は頑丈ですが、人には優しい作りです。

キャビン隔壁(カクヘキ)と言います。

クルマを使ってお仕事をしている方が、快適に安全に励むことができます様に。。。


世の中のニーズを感じる時、自然とお声がけを頂きごく自然に仕事となって携わり、ニーズ(要望)にお応えできていることが多々あります。
事あるごとに声をかけて頂くこと、気軽に相談して頂けることに大変感謝しております。

今年はより公共性の高い仕事をさせて頂いておりますが、その必要性を感じていたのが約5年前。
その必要性を様々なところでプレゼン・ディスカッションをして参りましたが、実施に移ると工場は一気に忙しくなります。

これまでの約5年間様々な準備を行ってきたので、慌てることなくうれしい悲鳴の中、黙々と「地域のニーズに応える期待のクルマ」を生産しております。
そして、このあわただしい中においてもさらに5年後の可能性を探して様々な取り組みを行っております。

近頃、皆様から見て頂く「眼」が、大丈夫か。という「心配」より頼む。という「期待」の方が多くなってきているのを感じています。

プレッシャーや責任をより感じていますが、奢ることなく足元を見ながら少しづつ進んでまいりたいと思います。



本日のトラック架装

鉄管や鉄材のパイプなど積載物が長いので、鳥居(キャブ後ろ)がたわまないようにL型アングルで補強材を製作し、専用装備品を鳥居付けします。
これが、鳥居補強という架装です。

荷台床面は、鉄管やその他部品・工具を積んでも床に穴が開かないように12~15mmの板張りを施しております。
重量物の場合、最大30mmの板を敷く場合もあります。

このような架装(カソウ・特別な装備を作り装着するという業界用語)を毎日行っております。
ですが、全く同じ内容はほとんどない。というのが現実です。
そして意外に思うかもしれませんが、クルマの個体差って実は結構あるんです。
前回のクルマの扉の隙間は5mmですが、今回のクルマの扉の隙間は9mm。
純正部品の取付高は前回と今回で差が10mm。など。

そこを実測して、調整しながら常に一定のクオリティーで製作・提供するのがプロの仕事です。
理屈や方法など「論理」は画面やリモートで理解しても、形にするのは現場での「実行力」です。
どちらかを「補う」のではなく、お互いに「高め」られる組織でありたいと思います。


この度のご注文内容に、「ミラー装飾」が入っております。

ミラーそのものも特注のワンオフですが、驚くような仕掛けが施されています。

完成が楽しみです。