「生地」というものを屋外で使用すると、自然劣化との付き合いになります。使用条件・方法から最適な素材を選択し御提供する。また、雨に関わるトラブルにも対策や対処を施す。というのは、長年蓄積した経験から生かされるものだと思います。それを念頭に幌の製作・張替、修理・交換作業も車の症状に合わせた方法で施工しています。ホームページのリニューアルに伴い、素材のラインナップを大幅に増やしました。オリジナルのバイクシートやカバーの素材選びの楽しみも増えればと思っております。昨今、ボディー作りに対する基準が非常に厳しくなっています。安全上・構造上の不備がないように、また製作物1台1台に対して自信と機能美を持って御提供できるように業務を進めております。
カブリオレは10年も経過すると、スクリーンはもとより生地そのものの
経年変化を起こします。雨漏れはおろか、侵入した水でシャシも腐れるという
症状も出てきます。
今回は、ボディー板金塗装後・ドアレザー張替・トランクリッドレザー張替・カブ
リオレ全張替の作業でした。
入庫当時の画像。
インテリア系の損傷が激しく、生地物は全てと言っていいほど交換しか方法
がないというレベルです。せっかくだからと、幌生地はUSAキャンバス、ドアは
ボディー同色のエンジレザー、トランクリッドはブラックレザーにてご提案通りの
張替です。
幌の格納部分になります。
現車にて採寸・型取り。
ウエザーストリップなども点検して、幌取付後に隙間やゆがみを調整して
いきます。
縫製完了後、仮組みつけ作業中。
左右・前後のバランス、張り具合の確認をして本付けします。
幌インナーは再使用でしたが、可動部分が切れてボロボロになってます。
マジックテープでの着脱式に修理改造して完成です。


