仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

当社でよく行われている架装の一部です。

ボディーを切り取り、開閉式の扉を作ります。
開閉式ではありますが、クルマである以上雨漏れや水の侵入があってはなりません。
その課題をクリアする技術を駆使して、新しいクルマのボディーを作り上げますが、扉を開けている時の雨のしずくや水の逃げ道は?

間口上面に水が逃げるように「雨トヨ」を設けています。
これはお客様の指示にはありません。
ですが、作業持ち場で各々作業者が「お客さまにとってより便利なもの」「より使い勝手が良いもの」を求めてプラスαの仕事をしています。

私どもがお客様から選ばれる理由が、ここにあるのかもしれません。

技術だけでも安さだけでも選ばれません。使い手のお客様が最大限イイ仕事ができるクルマを提供できるように、心をこめて作らせて頂いています。
人がつくりだしたものを人が使う。
その先の人が、更に幸せを生んでいく。

そうした心ある仕事を続けて参ります。



前のクルマをよく見ると、見慣れたステッカーが。。。
本日も快調に走行されているようで嬉しくなります。

品質に自信が無ければ、名前は出せません。
このステッカーは我々が誇れるクルマが完成した時に、最後の点検終了時に貼らせて頂いております。
このはたらくクルマが、地域みなさんの生活を守り、命を守り、新しい明日を迎え、未来を造っていくことを願って。





はたらくクルマは休むことなく動き続けるのが使命の様な気がしています。
人間も一緒ですが、それでも年数が経つといろんな所にいろんな症状が現れるんですよね。

輸送を目的とした「ウイング車」は屋根のセンターがシート状になっています。
(屋根の真ん中あたりです・通称:センターシート)
構造的にシートを使わざるを得ないところではありますが、場所柄、直射日光を毎日浴びたり、雪が積もったり、非常に過酷な役割の部分があります。
ここが、経年劣化で破れたり・縮んではがれたりして雨漏れが発生し、商品をぬらすトラブルが発生します。

当社はこのセンターシートの交換作業を数十年施工しております。
シートは永年のデータを基に、車両メーカーとボディーの長さがわかれば約半日(シート作成のみ)で作れるまでになりました。交換作業はおおむね2日間かかります。
2t車から大型トレーラー車まで幅広く対応させて頂いておりますが、当社の工場には大型車が入りません。
よって、大型車が入る工場に出向いての作業になるのですが、請負元様のご理解もあり現在も施工数は順調に推移しております。(!直接の受注はしておりません)

近年、労働環境の見直しの機会を設け、施工手順・保安品の装着等の整備を行い、一事業母体になりつつある業務です。
ただ、当社は少数精鋭で運営しておりますので梅雨前、降雪直後、年度末の繁忙期には最大約1ヵ月お待ちいただくこともあります。雨もりによる物品損失は最大のリスクですので、丁寧に仕事させて頂いておりますのでどうかご了承ください。

屋根の上での、危険で高度な技術を要する業務です。
これからも丁寧な仕事を進めて参ります。



最近、バスの事故のニュースを見ます。非常に心が痛みます。
原因や責任の所在探しなど、様々な情報が飛び交っていますが命が奪われた事実だけは変わりません。
当社も様々なはたらくクルマを作らせて頂いておりますが、法令遵守の重要性を再確認したところです。

当社では商用車の構造変更業務・強度計算書作成業務もさせて頂いておりますが、1台1台正確な実数字を計上しておりますので全て安全なクルマ創りをさせて頂いていると断言します。
クルマとは「命」を運ぶ道具です。それを忘れずこれからもコンプライアンスを忘れず業務に取り掛かります。

そこで、旅客のための車両に提案です。
クルマの中で最も身近な命を守る部品は「シートベルト」です。

当社では、様々な車両に(乗用・バン・バスなどなど)シートベルトを取り付けております。
また、旅客事業においてはシートベルト着用アナウンス義務化の一役になるよう「シートベルトアナウンス装置」も現在採用検討中です。
これ以上不慮の事故をなくすためにも、シートベルト取付やアナウンス装置の安全装置の取り付けを励行いたします。

車輛運送法・安全基準に詳しい専門家が当社におりますので、用入りの際はご相談くださいませ。