仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ





幌(ほろ)を作成致します。

この度、ランクル40のユーザー様の幌をオーダーメイドさせて頂きました。
黒生地・純正風に。とのご指示です。

ドアが幌タイプの場合、一緒に作成致します。
よく依頼のある幌生地の色は、黒・OD(国防色)です。
また、ジープでもランクルでもその他の幌車でも、金具や生地自体が廃盤になっているため、オリジナルの部品は入手不可能となっていますので、手持ち在庫でのご対応とさせて頂くことが多いです。
工期期間について、全て現車合わせでパーツづくりを行いますので、最短で1か月、平均で2か月位お時間を頂いております。

どうぞよろしくお願いします。

※乗用車タイプの「カブリオレ」は対応できないため受注をしておりませんので、予めご了承ください。ジープ・ランドクルーザーのみ対応させて頂いております。




昭和の名車

天井の内装張りをさせて頂きました。
綺麗に張れました。

平成以前の乗用車の天井は、合成レザーを使った吊り天井でした。
今となっては懐かしいと思うユーザー様もたくさんいると思いますが、この作業をできる職人は数が限られてきました。
ハコスカ・ハチロク・レビン・マークⅡ・クラウン・セドリック・パオ・356・ビートルなど、様々なクルマの天井張り施工をさせて頂きました。

現存する個体が減少しているので、技術者も全国的に減少するでしょう。
私たちは、我々の技術を求めるお客様がいる限りお応えしたいと想うと同時に、常にTRYしたいと考えています。

実は昔のモノは古いのではなく、現代の人々にとっては「新しく」見えたりもします。
今後の作業に応用の利く技術が隠されていたりします。

これからも、古いや新しいは関係なくTRYを続けて行きたいと思う作業日でした。



↑ トラック運転席・座面修理依頼

↓ 座面張替え後
  類似生地を使用して張替え+スポンジ欠損修理
  作業時間 2~3日間位(状況によります)



自動車イス(軽自動車~大型トラック・ダンプ、フォークリフトや重機、ボートなど)の修理・張替えを行っております。                                
症状により作業時間と価格は変わりますので都度、お問い合わせください。                                
                             
車種  : 軽自動車・乗用車・商用車・トラック(小型~大型)・ダンプ・重機・ボート、など                                
                             
項目 : 生地張替・スポンジ修理・ほつれ縫製・スプリング修理・純正生地交換・シートカバー製作                                 
                             
【お問合せの際に具体的な時間と価格を知るには】                                
 ① お客様のイスの画像を撮って頂き、お問合せフォームに添付(車内全体・修理箇所を2~3枚お願いします。純正生地は取り寄せができないため、類似品の生地に変わることをご了承ください。)
 ② イスのお持ち込み頂ける日にち                            
   (車からのシート脱着は別途費用が発生します)    

張替修理の他、ビニールレザーや透明フィルムを使用したオーダー製のシートカバーも製作しています。園児バス・福祉車両・介護タクシーなど様々な業種でご使用頂いております。

詳しくはお問合せください。
よろしくお願いします。



乗用車ではあまり感じないイスの重要性。
乗り降りの激しいトラックでは、特に運転席座面がこのような状態でほぼ毎日のように持ち込まれます。
生地の破れはもちろん、スポンジも原型が無くなっています。

類似の生地で綺麗に張り替えます。

欠損部分のスポンジも、土台から作り直しほぼ原形に復元製作を行います。
使用感はほぼ新品同様です。

納期は込み具合で変わりますが、最短3日~7日間ぐらいが目安です。
はたらくクルマの車体はもちろんですが、体の触れる部分の修理も早めの手入れがお安く直すコツかもしれません。





シート特装部門では、幌車に使用する幌生地「帆布・ハンプ」を適正在庫しています。
カラーは豊富ですが、使用される色のトップ3は、
1,ライトグリーン
2,シルバー
3,レッド

特にライトグリーンは「定番」化し、月に数台の幌架装を行っていますので年間にすると数千Mの帆布を使用していることになります。
反して、黄色や白などたまにしか出ない色は残反が数年残ってそのままになってしまうことがほとんど。
たまに整理して、使わない帆布はボディー特装部門のカバーや養生に使用されます。
ボディー架装するうえでボディーのカバー生地としては、火と水に強く・厚い(0.6㎜くらい)ので傷がつかず、なんといっても丈夫なので天才的に能力を発揮してくれます。
最後まで無駄が無いように使わせて頂いています。

内装材に使用する合成レザーも似たような傾向があり、定番色は
1,グレー
2,ブラック
3,ベージュ

色物は幼稚園バスのシートカバーなどに使用しています。
こちらも、残反は新車回送時の運転席カバーや工場内の機械カバーに使用され、最後まで使い切ります。

10年前と比較すると使用量は減少傾向にありますが、年間を通してミシンの動かない日はありません。
仕事をさせて頂けることに大変ありがたく感謝しています。

どの部門でも材料を大事にして、端材まで使い切ることを忘れずにしたいものですね。