仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ



現在進行形で進んでいる作業画像です。

架装と言っても、毎日ほぼ違う作業仕事が続きます。
また、ボディーの外側の改造もあれば車内の加工も必要になったりします。
つまり、ボディーの外装と内装の双方の技術があって初めて架装という業務が進みます。
当社は創業以来、外装と内装の業務を自社で行います。

職人が実際に目で見て、気になる部分は現物で型起こしをし、サイズを測り、納車前に不具合が見つかれば即座に修正作業にかかります。

そのため、溶接機からクレーン、ミシンや高周波機械まで多岐にわたる設備が整っています。

その機械を操作するのもひとであり、モノを作り出すのも人です。
技術を育てるということは人を育てるということなのかもしれませんね。




2021冬
どこも大雪のようですね。
命に関わる雪の事故も多く発生しているので、気を付けて生活していきましょう。

その大雪の影響で、幌シート修理の案件が立て続けに舞い込んでおります。
トラックの荷台シート、骨付きの幌車シートなどのシートは、通常使用5~10年くらいの耐久性ですが、大雪のように特別な負荷がかかると経年劣化で弱った部分から、生地の破断が発生します。

こうなるとミシン縫製で縫合修理をしないと、亀裂や穴は修理できないことになります。
シートを広げ、完全に乾かしてからの作業になりますので、最短でも3日~7日ほどお時間を頂いております。

生地の劣化が激しい時は、新作交換をお勧めしますが修理の可否はその時の状況判断で変わってきます。
修理見積の際は、ご一報頂き拝見させて頂く方法がスムーズに修理作業に繋がります。

こんなところにも大雪の影響が出てくるものです。。。




●トヨタ ハイエース


様々な業種で活躍するクルマです。
今回、通信業界で機材を積んで現地に出張する専用車を製造させて頂きました。
当社では年間数十台作業させて頂くクルマですが、今回は車内の「内装ボード(内張り)」に緊急時の悪路走行など起きる機材や積み込み物の衝突でも車内に「穴」や「へこみ」ができないように荷室内装ボードにアルミパネル張りを追加で施しました。
内装ボードの強度が格段にUPしました。

荷物は多く詰めるけど、固定具が少なく荷物の移動により荷物の衝突音が聞こえることはありませんか?
バン車のウィークポイントの一つです。

これで荷物衝突での車体ダメージは大幅に軽減されると思います。

機械・箱もの・工具・刃物・金物など、基本的に「人に当たったら痛いだろうな」と思うものを搭載するときは、車内をガードしてあげると車体の寿命は大幅に向上いたします。
そのための安全装備の架装も行っております。


トラックボディー架装でよくある仕事の一つに「垂直ゲート」の取付作業があります。
メーカー代理店なので、ゲートユニットが搬入されます。
車体の後部をカットし、規格寸法内で取付なるように作業が進められます。
塗装を施し、各部給油後に完成です。

昇降能力は300kgから1tまで様々。
当社は小型トラックメインですので、300kg・600kgのみ受け付けております。