仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

会社名に「特装」(トクソウ)と入っています。

特装とは、特殊装備 の略語で、業界では「特装屋」と呼ばれています。
では、特殊装備とは何なのか。

これは簡単に言うと、「カタログに載っていない装備」という事になります。
カタログに載っていない装備が施されたクルマを「特装車」と呼びます。

当社の歴史において、その起源は「人力車」になります。
倉庫には今でも、車輪・車輪の軸棒・竹でできた屋根の幌・木製フェンダーが眠っております。

当時から「車」の特殊装備を生業にしていたのだと思います。
今でも、トラック幌(雨で濡れないように緑のシートがかかった簡易箱)やダンプの飛散防止用シート、など160年経った今でも手作業と縫製、素材加工を必要とする仕事が続いています。

そのクルマの必要な場所は「ビジネス」シーン
商用車と言われる「はたらくクルマ」はこれまで街をつくってきました。
これからも街をつくるため、安心して生活ができる地域をつくるため、未来をつくるため、はたらくクルマは必要とされるでしょう。

私たちは「モビリティー」という先進的なハード個体の活用を追い求めると共に、原点となる特装屋としての実績と経験をこれからも積み重ねて参りたいと思います。


最近よく出ます。

これを1個1個丸くカット
そうすると、ブルーインパルスコースターが出来上がります。
特に、5と6番機が売れ筋

大風印刷様とのコラボ企画、1か月に数個しか作れないブルーインパルス商品です。



2023年からReスタートした「自動車内装・シート張替え」施工が好評を頂いております。

多い症例が、「旧車」の部類です。
経年劣化による生地の破れ、割れ、スポンジの欠損などなど症例は数えきれないくらい多いです。
オーナーの乗り方や頻度が違えば当然ですが、その症例に合わせた施工を行っております。

合成レザー(フェイクレザー)、本革、布張りなど素材として張替えを行います。

画像は、レクサスの運転席座面・本革破れの為、センター部分のみ交換張替施工を行いました。
革裏地にシートヒーターやベンチレーション加工が施されていましたが、それもオリジナルと同様になるよう移植しています。

EVが増えるにつれ、内装品もメカニカルになってきています。施工不可能な場合があります。
施工可能か否かの判断は、現車お持ち込み頂いたうえで判断いたします。
また、昭和・平成車の素材は存在しませんので、張替えの場合は素材変更になることをご了解くださいます様、お願いいたします。

只今、施工期間は1か月~3か月ほどお時間を頂きます。
どうぞよろしくお願いします。





天井の張替え作業

ヨーロッパ車
特に、メルセデス・AUDI・ジャガー・VW・フェラーリ・ポルシェ・アストンマーチン
の天井(ルーフライニング)が経年劣化で生地がはがれてきます。
その場合、修理方法は「張替」の一択になります。

年間約50台超の張替え施工を行ってきた経験から見えてきたものがあります。
日本国産車の天井生地がはがれるという症例はありません。
ヨーロッパ車の素材が日本の気候に合わないことから接着材・緩衝材・生地が劣化するという事です。

作業は、はがれた生地を取り除き、劣化した接着剤を剥離します。
きれいになった天井ボードに、新たな天井専用生地を国産接着剤で張り付けを丁寧に行い張り替えます。

年式が古く、純正品が出ない車種も張替え可能です。
また、天井ボードの張替えだけでなく1950年代頃から採用されているレザータイプの「吊り天井」も張替え施工可能です。
(その場合、当社でガラス脱着ができないため、お客様で外してからの搬入をお願いしております)

クラシックカー・ビンテージカー・現行車・HV・PHEV・BEV、問わず内装トラブルはご相談ください。




このたび、南陽市の ガスステーションMUGEN 様に灯油配達用のタンクローリーを納車させていただきました。
仕様は、トラック積載型灯油タンク990L・4WD・3人乗り

社長・加藤健一(カトウ・ケンイチ)さんは不自由な体でありながら、世の中の障がい者さんのために事業を展開し、会社経営・障がい者の働く場づくり・バリアフリー観光事業など広範囲にわたる地域活動にご尽力されている方です。

障がい者就労支援施設も兼ねたガスステーションで、これからも地域のために必要な事業を推進されることを応援しております。